スタミナをつけよう

いろいろ疲労の原因を述べてきましたが、まずはスタミナをつけて解決に結び付けたいところです。スタミナ不足は問題です。すぐにバテてしまう人はスタミナ不足です。
大きな原因はビタミンB1の不足だとされています。身体は、糖質、脂質、たんぱく質をエネルギーに変えて活動しますが、糖質(炭水化物)をエネルギーに代謝する時に必要な栄養素がビタミンB1です。ビタミンB1が不足すると糖質燃焼がうまくできずに、スタミナ不足になります。
見方を変えれば、精神的なスタミナもその要素でしょう。タフというのは身体の疲れを感じさせないことだけではなく、精神的にもメンタル面でも強いといったイメージがあります。スポーツでもなんでもメンタル面の強さが求められます。
いずれにしても、体力がなくて疲れやすいと、免疫力も低下して、病気にもなりやすくなってしまいます。しっかり効率よく栄養を摂ってエネルギッシュに生活したいものです。
ちなみにビタミンB1は、豚肉、うなぎ、レバー、豆類などに多く含まれます。ムチンも効果的で、これは納豆、オクラ、山芋、モロヘイヤなど、ネバネバした食品に多く含まれます。
また、スタミナをつけるにはにんにくがいいとも言われますが、それにも理由があります。にんにくの栄養素であるアリシンは、ビタミンB1の吸収を補助するからです。更には、肝臓機能を改善するオルニチン、タウリン、亜鉛なども疲労回復に役立ちます。